三十三観音 31番 立木(塔寺)観音堂
【偉大なお姿、あなたもひと目見てみては…】
どんな人にもご利益がころりと授けられるという会津三観音のひとつ。国指定重要文化財の本尊立木千手観世音菩薩立像は通称「立木観音」といわれ、弘法大使作と伝えられています。
本尊仏は、身丈8.5mの一木彫で現在でも床下に根のある、我が国最大級の千手観音です。
※会津ころり三観音は立木観音の他に、中田観音:酋門山弘安寺(会津美里町)
鳥追観音:金剛山如法寺(西会津町)
※観音像の御開帳は毎年8月17~18日の例大祭にて行われます
【境内にそびえる、未申守護の「小金塔」】
観音堂には「抱きつき柱」があり、信心をもってこの柱にすがると、死の際にも苦しまずにころりと成仏できるという云われがあります。
【本堂回廊の「外陣抱きつき柱」】
ちなみにこの場所は、会津三十三観音の第三十一番としても数えられています。
「会津めぐり三十三観音巡拝」は、古くは江戸時代から始まった習慣で、主に農閑期を利用して三十三箇所をおよそ1週間かけ、ひたすら歩いて巡拝したものと伝えられています。
巡拝の目的の多くは信仰による御利益を得ることですが、各家庭に入った妻が立派な主婦になるための、いわば通過儀礼としての意味合いで巡拝を行うというケースもあったようです。
家内円満、子孫繁栄を願いながら、子どもを背負って会津の地を回り自分の経験とする。
会津の女性の底力の強さは、こういった文化も一役買っているのかもしれませんね。
【料金】
拝観料:1人300円(団体割引なし)
所在地 |
〒969-6584 |
---|---|
電話 |
0242-83-3171 |
営業時間 |
9:00~16:00 |